山形市柔道連盟スポーツ少年団指導者連絡協議会(山形市柔道連盟内組織)は9月20日(敬老の日)市総合スポーツセンター武道場で,市内外の柔道スポーツ少年団を対象にケガ予防と運動能力向上を目的とした「柔道における成長期スポーツ傷害」を開催した。
会場には団員と保護者約280名が参加し,講師のアテネオリンピック柔道チームのチームドクター 小山 郁先生(東京都文京区 こやまクリニック院長 整形外科医)と西日本柔術チャンピオン 今村 剛先生(長崎市 日本海員掖済会長崎病院 整形外科医)より講演と実技指導を学んだ。
今村先生はスポーツ栄養の意義と食事を摂取するタイミング,成長期減量のデメリット,水分補給の大切さとを講演された。
小山先生はケガをしないための練習として「受け身」「打ち込み」の大切さと柔道での肘・膝関節のケガ予防について講演し,実技指導ではクロストレーニング(自分の専門以外の種目や,別の競技のトレーニングを取り入れる運動)を紹介し空手・レスリング・ストリートダンス・ブラジル体操等の様々な運動を紹介してくれた。
午後の柔道練習会では小山先生と一緒に来られたフランス女子柔道家のシルヴィー・バッハさんからフランスのトレーニング法を紹介していただき,乱取り練習で一緒に汗を流した。
この講習会は第3回目の開催であるが,全国的にも先駆けた内容で今後注目を集めると思われる。